ニュース
データ保護ソリューション強化へ 今春パートナープログラムを刷新――アクロニス・ジャパン
2019/01/17 08:00
週刊BCN 2019年01月14日vol.1759掲載
データ保護ソリューションの中核になるのが、データ保護プラットフォームの「Acronis Data Cloud」だ。ストラテジックセールスの古舘與章氏は「データ保護に関するさまざまなサービスを提供するためのクラウド基盤」と説明する。Acronis Data Cloud上で、既存のバックアップサービス「Acronis Backup」やクラウドストレージ「Acronis Storage」などを提供する。これらサービスは順次追加していき、今年はクラウドに保存したバックアップデータをクラウド上で復元できる「Disaster Recovery as a Service」を提供する予定だ。このほか、サービス群は管理コンソールでまとめて管理できる。
販売店がAcronis Data Cloudを提供するメリットとして、古舘氏は「自社メニューとして提供できる」点を挙げた。エンドユーザーの要望に合わせてサービスメニューを組み合わせることができ、それに合わせて価格も販売店が設定できる。アレンジを加えて提供することで、エンドユーザーの満足度を高め、競合との差別化を図ることができる。「これまで販売店がソフトウェアやハードウェアを選び、組み合わせてエンドユーザーに提供していた。それと比べると初期投資を抑えることができ、さらに安価でエンドユーザーに届けることができる」と古舘氏は強調する。アクロニス側からはプラットフォーム、サービス提供だけではなく、サービスメニュー企画やトライアル、販売計画の段階でもトレンド情報の提供などをサポートしていくという。
販売戦略の一環として今春、パートナープログラムの刷新を行う予定だ。現在は社内検討の段階だが、マーケティング部の夏秋朋史部長によると「案件登録プログラム」を追加する予定。案件登録プログラムは、エンドユーザーに提案する段階で案件を登録することで、アクロニスからの営業、技術的支援を受けることができるというもの。成約した際には割引を行うことも検討しているという。(山下彰子)
- 1
関連記事
米アクロニス、CloudLinuxがImunify360向けCloudLinux Backupをリリース
アクロニス、Acronis Backup 12にOffice 365のバックアップ機能を追加