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MJS、日本IBMの「会計データ・オン・クラウドプラットフォーム」に参画
2018/12/26 17:00
会計データ・オン・クラウドプラットフォームは、中小企業・小規模事業者の財務・会計データを金融機関にデジタル・データとして提供できるようにする日本IBMのデータ・プラットフォーム。現在、金融機関、会計ソフトメーカー、企業財務システムベンダーなど52社が参画を表明しており、日本IBMは各社と共同でクラウドとAPIを活用した「会計データ・オン・クラウド」の実用化に向けて、業務の流れ、システム要件、APIの有効性などを検討している。
同プラットフォームは、2020年からのサービス開始を目標としており、金融機関内での財務データの取り扱いに関する事務効率化の実現、融資審査の迅速化・高度化を目指す。
今回の参画により、顧客は必要に応じてMJSの財務会計システムで処理された仕訳データや決算書の会計データを会計データ・オン・クラウドプラットフォームを通じて、金融機関に提供することが可能となる。そのため、MJSの製品を使用している会計事務所や中堅・中小企業は、融資やビジネスローンを申し込む際、紙の書類を印刷したり、書類を提出するための移動時間を気にすることなく、自社の会計データを提携先の金融機関へ提供することができ、事務作業を効率化できる。
また、金融機関は、デジタル・データとして決算書などの会計データを得ることにより、これまで紙の決算書をスキャニングし、その後事務センターで登録するためにかかっていた作業時間を削減でき、融資審査が迅速化・高度化することができる。
MJSでは、今回の参画を通じ、クラウドとAPI技術のさらなる活用に向けた検討を進めるとともに、会計事務所と中堅・中小企業と金融機関との情報連携を支援し、融資審査の迅速化による事業活動の活性化を推進していく方針。
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