ニュース
2019年の法人IT市場はどうなる?「BCN Conference 2018 冬」で注目ポイントを紹介!
2018/12/13 13:58
基調講演には、「宇宙ビジネスの衝撃~21世紀の黄金をめぐる新時代のゴールドラッシュ~」と題してスペースアクセスの大貫美鈴代表取締役が登壇し、宇宙ビジネスの最前線に熱弁をふるった。
大貫氏は、清水建設宇宙開発室、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の勤務を経て、現在、宇宙ビジネスコンサルタントとして活動している。著書に「宇宙ビジネスの衝撃」(ダイヤモンド社・2018年)、「宇宙旅行入門」(東京大学出版会・2018年/共著)などがある。
いま、米テスラのイーロン・マスクCEOが設立したスペースXや、グーグルやアマゾンなど巨大IT企業など、民間企業が宇宙開発に相次いで参入している。従来は各国の公共投資としての開発が多かったが、大貫氏によると「民間の商業活動としての宇宙開発へとシフトしてきている」という。
世界の宇宙関連市場のうち、国の公共投資予算が占める割合は、すでに2割を切っている。その代わりに宇宙を活用したサービスビジネスが5割程度を占めるまで拡大している。各種の人工衛星を活用した「宇宙IoT」などの新しいサービスビジネスが活性化しており、今後もこうした商用サービスの比率がますます高まる見通しで、「民間の宇宙関連サービスを主体とした宇宙経済圏の拡大が見込まれている」と大貫氏は指摘した。
特別講演では、日本オラクルの川島隆人・アライアンス統括Innovation推進本部本部長が登壇。「『クラウド第二世代』で進化するビジネス―2019年 東京/大阪に待望のOracle Cloud最新データセンターを開設」をテーマに、「Oracle Cloud」の最新情報やOracle DBのクラウド移行のポイントなどを紹介した。
川島氏は、Oracle Cloudの最新データセンターを来年5月、東京に開設すると強調。大きな特徴は、オラクルの新たなクラウド基盤「Gen 2 Cloud」に対応する次世代のデータセンターインフラを提供することにあるという。ほかにも、「セキュア」「安定かつ高速」「非常に安価」などのポイントを挙げ、「圧倒的なコストパフォーマンスを提供する」とアピールした。
また、会場の聴講者に向けては、「当社では今年6月にクラウド専門の新しい部隊を立ち上げた。オラクルの新しいデータセンターで、新しいパートナーとともにビジネス展開していきたい」と呼び掛けた。
- 1
関連記事
<BCN CONFERENCE 2018 夏 「ポスト2020」~リセッションに備える>
米オラクル Oracle Open World 2018 レポート Oracle CloudはエンタープライズITのニーズに特化