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IT人材不足解決へ システム自動開発ロボットをアピール――ワンダフルフライ
2018/11/15 14:00
週刊BCN 2018年11月12日vol.1751掲載
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社長
講演の中で平田社長がまず話したのは、2030年には59万人のIT人材が不足するとした経済産業省のIT人材の最新動向に関する調査結果だ。この結果について平田社長は「現時点で幅広い業界で人材の確保は難しいが、IT人材の採用はさらに難しくなっていく」と指摘した上で、「当社が開発した開発プラットフォーム『SaaSForce』によって人材不足を解決できる」と強調した。
SaaSForceは、業務システムの開発を自動で行う点に特徴がある。自然文で書かれたExcel上の設計書を解析し、自動コーディングすることでシステムを構築する。中規模の業務システムであれば2~3分で完了するという。システム開発サイクルでの詳細設計から単体テストまでを自動化することで、担当者は設計・運用テストに注力できるようになる。日本語、中国語に対応し、PCだけでなくスマートフォンでも開発実績がある。
現在はプライベートクラウドから提供しているが、今後はパブリッククラウドからの展開を予定している。平田社長は「人材不足の改善、企業へのIT支援がわれわれの使命。社会の働き方改革に貢献していきたい」として講演を締めくくった。(銭 君毅)
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