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日立システムズフィールドサービス、IoT PoCキットとIoT導入支援サービス
2018/10/25 19:00
IoT PoCキットは、IoT導入時に重要となる収集対象データの選定や投資対効果の確認などの試行検証を手軽に行えるように、データ収集に必要なセンサーとIoTゲートウェイ、クラウド環境をセットにして約10万円で提供する。あらかじめ動作検証済みの機器やサービスをセットで提供するため、比較選定・構築にかける時間を短縮することができる。
また、IoTセンサーから得られるデータを蓄積するクラウド環境の利用料や操作研修の費用が含まれているため、導入企業側で簡単・短時間にIoT環境を構築でき、PoCを開始することができる。さらに、データはキャリア(通信事業者)ネットワーク経由でクラウドに上げるため、社内のネットワークを介す必要がなく、情報システム部門にかかる負担を軽減できる。
一方、IoT導入支援サービスは、組立関連の製造業向けを中心に製造設備などを対象としたIoTセンサーやIoTゲートウェイの設置カ所の調査や設置工事、さらには無線アクセスポイントの電波調査や無線環境の設計・施工などを日立システムズフィールドサービスのエンジニアが代行するサービス。IoT環境を構築する際に必要となるセンサーの取り付け作業の代行に加え、無線アクセスポイントの導入設計から設置工事、電気工事に至るまで、現場のニーズに合わせたサービスを提供することで、安定したデータ収集環境の構築を支援し、IoTの利活用を通じた生産性向上などを実現する。
同社では今後、IoT対応技術者の育成に積極的に取り組み、製造業で利用されているPLC(Programmable Logic Controller)やほかのIoTゲートウェイなどにサポート範囲を拡大していく考え。税別価格は、IoT PoCキットが各9万9800円、現場向けIoT導入支援サービスが個別見積もり。
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