ニュース
ビジネスインクジェットのプレゼンス向上に注力 まずはSOHOからシェアを獲得――セイコーエプソン、エプソン販売
2018/09/13 10:00
週刊BCN 2018年09月10日vol.1742掲載
2016年にリリースしたエコタンクシリーズは、17年、18年とラインアップを拡充し、今年ようやくフルラインアップを用意することができたという。これまではコンシューマー向けとビジネス向けが混在していたが、今年から顧客ターゲット別にラインアップを確立し、ターゲットに合わせたプロモーションを実施する。
ラインアップは、コンシューマー向けとして4色スタンダードモデル「EW-M630T」、既存モデル「EW-M770T」「EW-M571T」のホワイトモデル、ビジネス向けでは既存モデル「EW-M670FT」のホワイトモデルとA4モノクロプリンターの「PX-S170T/UT」。
今回のラインアップの拡充とターゲット別のプロモーションを実施することで、同社のプリンター事業全体に占めるエコタンクシリーズの構成比を2割に引き上げたい考えだ。
また、エプソンは、ビジネス市場でインクジェットプリンターを拡販し、シェアを上げていくという戦略を掲げている。エプソン販売の新川晶久・CP MD部 課長は「まずは家電量販店で販売しているSOHO向けモデルでインクジェット比率を引き上げていく。量販店にはコンシューマー向けのColorioという強いブランドがある。このブランドの力を使いながらエコタンクモデルを提案し、ビジネスプリンターのプレゼンスを高めていく。今年はそうしたところに踏み込んでいきたい」と話した。(山下彰子)
- 1
関連記事
同社初のネイティブ4K対応 レーザー光源プロジェクター――セイコーエプソン/エプソン販売
大判プリンター市場の首位奪取へ 4色機の販売を強化 低・普及価格帯モデルでシェア獲得を狙う――エプソン
エプソン、大容量タンク搭載インクジェットが世界累計3000万台を突破