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次なるユーザーは製造などの一般企業 「アジャイル支援ツール」として訴求を強化――ギットハブ・ジャパン
2018/09/06 13:00
週刊BCN 2018年09月03日vol.1741掲載
GitHubの機能ではソースコード管理が知られるが、同社はそれだけでなく、さまざまな開発環境やテストツール、クラウドサービスとの連携が可能で、設計段階からテスト、リリースに至るまで、開発・運用フローの全てを一元的にカバーできる、アジャイル開発支援ツールであることを強調している。
8月に都内で開催した事業説明会で、同社本社でセールスを統括するポール・セイント・ジョン バイスプレジデントは「金融、医療、小売りなどあらゆる業界で、ソフトウェアによるイノベーションがビジネスをけん引する力の中心になっており、そのような革新は伝統的な古い企業にも影響を与えている」と述べ、日本においても製造業を中心に、自社のソフトウェア開発部隊を強化し、ビジネスの拡大・革新に取り組もうとする企業が増えていると指摘。開発者だけでなく経営層に向けても、GitHubがデジタルトランスフォーメーションを加速するツールであることを知ってもらいたいと話した。
また、親会社となるマイクロソフトについては、これまでも約5年協業しており、「今回の買収はわれわれ自身にとっても、顧客にも受け入れられるもの」とコメント。過去にクローズな姿勢だったマイクロソフトも、今ではオープンな企業になっており、「世界のイノベーターのためにツールを提供する」というビジョンは両社共通であるとし、顧客の間でも大きな混乱は起こっていないと説明した。(日高 彰)
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