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PCレンタルをサービス化 ターゲットは中小企業 SurfaceとMacBookプランを用意――横河レンタ・リース
2018/08/23 14:00
週刊BCN 2018年08月20日vol.1739掲載
本体に加え、アプリケーションのセットアップ、セキュリティ対策、設定や操作の支援、故障時の問い合わせ対応、再セットアップ、PC引き取り後の事務処理など、「ヘルプデスクから故障対応まで、本来は情報システム担当者が担う運用管理業務を横河レンタ・リースで対応する」と金川社長は説明した。
また、従来の対面でのサービス提供ではなく、申し込みから法人カードによる決済までをウェブ上で完結することで、調達工数を削減。状況にあわせた途中解約にも対応する。
もう一つ、特徴的なのが、PCにデータを保存しないデータレスPCソリューション「Passage Drive」とのセット提案だ。PCに専用アプリケーションをインストールすることで、ユーザーデータの読み書きを全てファイルサーバーにリダイレクトし、PCにユーザーデータを一切保存しない。リダイレクト先は、マイクロソフトのオンラインストレージ「OneDrive for Business」だ。手頃なコストでセキュアかつ利便性の高いモバイルデバイス活用を実現するソリューションを実現した。吉谷清・取締役 専務執行役員 営業統括本部長は「VDI(デスクトップ仮想化)に似たソリューションだが、VDIよりもコストを抑えることができる」と説明。働き方改革のニーズを取り込み、拡販を図る。
利用可能な台数は、サービス開始当初は一法人あたり1~30台まで。利用可能台数は今後増やしていく。決済手段では法人カード以外にも対応を図るほか、PCラインアップの拡大やMicrosoft 365への対応、運用支援ツールの搭載なども検討するという。
金川社長は、「法人向けPC市場の9割は購入、あるいはリースで、レンタルはまだ1割程度。このシェアを押し上げていきたい。当社のレンタルPC事業は、大企業向けを中心に順調に成長しているが、中小企業向けとなると未開拓だ。また、海外でもこうしたビジネスモデルはあまり見あたらないと聞いている。今回のサービスで中小企業向けのPCレンタル市場を切り開いていきたい」と意気込む。(山下彰子)
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