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サイバー脅威の動向を解説 マンディアCEOが年次カンファレンスで――ファイア・アイ

2018/08/02 13:00

週刊BCN 2018年07月30日vol.1737掲載

 ファイア・アイ(西村隆行社長)は7月19日、都内で年次カンファレンス「Cyber Defense LIVE Tokyo 2018」を開き、これに伴って米本社CEOのケビン・マンディア氏の来日記者説明会を行った。マンディア氏は2016年6月にファイア・アイのCEOに就任し、日本での会見に登壇するのは今回が初めて。

 
米ファイア・アイ
ケビン・マンディア
CEO
マンディア氏は、同社の調査活動から導き出したサイバー脅威動向や企業のセキュリティ対策について説明。2020年に東京五輪開催を控える日本に対し、「インフラ整備が進んでいるが、当社が強調したいのは、予行演習が必須ということだ。現在の危機管理計画が本当に適切なのか、インシデントの対応計画を事前にテストすることが求められる」などと指摘した。

 また、説明会では7
ファイア・アイ
伊東 寛
CTO
月1日付で日本法人のCTOに就任した伊東寛氏も登壇した。伊藤氏は陸上自衛隊のシステム防護隊初代隊長となった人物で、直近では16年5月から今年5月まで経済産業省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官を務めた。伊東氏は今年5月初旬、ロシアの「Sandworm Team」と思われるサイバースパイグループが国内複数の物流企業を標的にしていたことを発表。同グループはこれまで、ウクライナや米国などロシアと敵対的関係にあった国への攻撃に関与してきたとされるが、日本とロシアは近年、比較的友好な関係を保ってきたため、「複数の可能性が推測される」ものの、「日本がターゲットだった可能性は低く、主目標への踏み台だったのではないか」と見解を述べた。(前田幸慧)
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外部リンク

ファイア・アイ=http://www.fireeye.com/jp/ja/