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データセンター事業各社 首都圏での設備投資が活発化 5GやIoT需要を見越し先行投資
2018/08/02 12:00
週刊BCN 2018年07月30日vol.1737掲載
エクイニクス・ジャパンの新DCは、東京地区で11拠点目。今回開業させる第1フェーズはラック換算で1000ラック相当分で、第2フェーズでは合計2800ラック相当まで拡張予定だという。同社の古田敬代表取締役は、「クラウド基盤としてのDC需要の増大や、IoTによるデータ量の増加、第五世代通信を見越した投資が活発化している」と指摘。こうした需要増を受けて、DC投資を加速させる。
ブロードバンドタワーの藤原洋会長兼社長は、大手町の新DCを「第五世代モバイル通信やIoT、FinTechなどを対象とする情報通信インフラに対応したDC」だとの位置づけ。IXへの最適な接続環境に加えて、アマゾンAWSなどの主要パブリッククラウドへの直接接続も可能にする予定だ。
大手DCベンダーは、国内外のパブリッククラウドやプライベートクラウドの基盤としても活用されることが多い。エクイニクス・ジャパンでは直近で世界24か国52都市におよそ200か所のDCを展開。この規模のメリットを最大限に生かしてDC需要を取り込んでいる。直近のビジネス状況については、「本国の米国、次いでドイツ、日本の順でDCビジネスの売り上げが伸びている」(古田代表取締役)と、好調に推移している模様だ。(安藤章司)
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