日本OpenStackユーザ会は8月2日、3日の二日間、OpenStack専門カンファレンス「OpenStack Days Tokyo 2018」を開催する。さらに、同時開催する新しいイベントとして「Cloud Native Days Tokyo 2018」を立ち上げる。OpenStackの枠を飛び出て、さまざまなクラウドプラットフォームを横断するベンダーニュートラルな立場でクラウドネイティブな世界を掘り下げて議論することを意図しているという。日本OpenStackユーザ会の中心メンバーに、その背景と狙い、両イベントの見どころを聞いた。(取材・文/本多和幸)
AXLBIT社長
長谷川章博氏
(OpenStack Days Tokyo 2018
実行委員会委員長)長谷川 AWSやマイクロソフト、グーグルといったクラウドジャイアントは自分たちのIaaSの上にプラットフォームやアプリケーションのエコシステムをつくり、それを縦でくくったイベントをやっている。そこに横串を通そうというイベントがCloud Native Days Tokyo 2018。単純にOpenStackをどう利用するかだけでなく、真にベンダーニュートラルな立ち位置でクラウドをネイティブに使っていくためには何をすべきかにフォーカスした、今までにないイベントといえる。Cloud Native Daysでは、OpenStackを前提とせずに、AIやエッジコンピューティング、コンテナ、DevOpsといったテーマで先進的な知見が披露される。基調講演にはOpenStack foundationのジョナサン・ブライス エグゼクティブディレクターに加えてCloud Foudry foundationのアビー・カーンズ エグゼクティブディレクターが登壇するほか、グーグルのスピーカーが、自社のサービスを使った低コストでの機械学習活用事例をプレゼンしてくれたり、われわれにしか実現できないプログラムが満載だ。