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「DISわぁるど in 北陸 かなざわ」が開幕、加賀百万石から発信する“伝統と革新”
2018/07/18 14:55
展示会場は「モバイル・クラウド」「プラットフォーム」「セキュリティ」「教育」など、テーマ別に八つのエリアが用意され、約100のブースが並んだ。また、開催地が北陸であることから、石川県と福井県、富山県のエリアとして「From 北陸」を用意。各県の主要ベンダーのブースのほか、金沢大学や北陸先端科学技術大学院大学、金沢工業大学も出展し、産学協働の取り組みなどを紹介した。
初日の基調講演では、シスコシステムズの高橋慎介専務執行役員が登壇。「“地方適合型スマートシティ”による地方創生の実現」と題し、同社が国内外で取り組むスマートシティの事例を紹介した。
高橋専務は、海外の代表的な事例として、バルセロナやコペンハーゲンを取り上げ、産業重視や住民重視といった取り組みの特徴を説明。日本の事例としては、京都における街灯の電気料金を最適化する実証実験を紹介した。そうしたなかで高橋専務は「日本は実証実験で止まりがち」と問題点を指摘。海外のようにしっかりと予算を確保して、運用にもっていくことの必要性を説明した。また、スマートシティを推進するにあたっての重要なポイントとして、「部分最適化ではなく、全体最適化が必要。スマートヘルスケアやスマートパーキングといったような部分最適では、十分な効果が得られない」とし、そのためにも地域のリーダーシップに加え、民間を巻き込んでの予算確保が必要と訴えた。
なお、DISわぁるど in 北陸 かなざわは、18日と19日の二日間開催。講演やセミナー、パネルディスカッションなどが用意されており、来場者は3000人を見込んでいる。また、期間中は金沢駅金沢港口から会場までの無料シャトルが運行する。
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