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APIエコノミーとRPAで商機をつかめ!
2018/06/28 14:00
週刊BCN 2018年06月25日vol.1732掲載
「PCAフェス」で業務ソフトの新しい可能性
PCAのセッションでスピーカーを担当した伊藤真一郎・パートナー&広域事業部次長SIパートナー営業推進課統括責任者兼RPA推進チーム推進担当は、「PCAクラウドはクラウド基幹業務ソフトの市場を他社に先駆けて開拓し、リリースから11年を迎え、導入実績も1万法人を突破した。クラウドはTCOの削減に寄与するケースが多く、資産ではなく経費として計上できるため財務バランスが改善することも多い」と、基幹業務ソフトをSaaSで利用するメリットをあらためて強調。さらに、「PCAクラウドは『Web―API』により基幹業務のデータと外部のさまざまなクラウドサービスをつなげて、業務プロセスを自動化できる範囲を拡大したり、より多くの場面でビジネス上の意思決定に役立てられるソリューションを構築することが可能になる」と説明した。PCAクラウドとWeb―APIを活用した具体的な連携モデルとして、販売管理の「商魂DXクラウド」とECサイト、POSレジアプリ、サイボウズの「kintone」やSCSKの「CELF」といった業務アプリ作成・運用プラットフォームなどを連携させたうえで、マイクロソフトの「Power BI」を使って受注・売上データを分析・ビジュアライズするといった事例を紹介した。
また、CELFは独自のRPAエンジンを実装しており、PCAとSCSKは、PCAの基幹業務ソフトとCELFのRPAエンジンを組み合わせた中堅中小企業向けRPAソリューションのPoCに取り組んでいる。伊藤次長はRPA活用の可能性にも言及し、「定型業務や大量データの入力やチェック作業、繰り返し作業、排他処理、複数のシステムへの同内容の転記作業などはRPAに非常に適している」と解説。自社内の取り組みとして、取引先からの発注明細と売上明細との突合作業の自動化や、保守契約更新の見積書の自動作成などにRPAを活用していることを紹介した。また、Web-APIとRPAを組み合わせて、販売管理システムに受注・売上伝票を登録すると商品配送のための送り状を自動発行する仕組みも構築できることを例示した。(本多和幸)
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