ニュース
特許技術を用いた「WIPS」で中間者攻撃を防ぐ――ウォッチガード
2018/06/28 09:00
週刊BCN 2018年06月25日vol.1732掲載
「無線LANセキュリティセミナー」を開催

シルヴァン・ルジュン
アジア太平洋、日本地域担当
バイスプレジデント
そのうえで、セミナーに参加したパートナーに対し、「無線LANセキュリティの提供によって、新たな収入源を得ることができる。ドイツ、英国、米国などではすでに大きな成功を収めており、パートナーに大きな収益をもたらしている。また、無線LANセキュリティ製品単体だけではなく、UTMとバンドルしたり、アップセルで提案したりすることも可能だ」とアピール。ユーザーに向けては、「無線LAN接続を提供するだけでなく、セキュリティを担保することが必要。ユーザーを守ることは企業のブランドを守ることになり、ひいてはブランド価値から生まれる収入を守ることにつながる」と訴えた。
続いて登壇した米ウォッチガードで無線LAN製品を担当するオルシ氏は、「世界のインターネットトラフィックのうち、非常に多くがWi-Fiを介して行われている」と、Wi-Fi市場の成長を指摘。こうした背景から、ウォッチガードでは3年前からこの市場に向けて製品展開を開始したという。

ライアン・オルシ
プロダクト・マネジメント・
ディレクタ
こうした中間者攻撃への対策として、特許技術を利用した「WIPS」による正規/不正/外部といったアクセスポイントの自動分類や、検知・防御機能などが有効だと主張。「競合製品との差異化にもなっている」と話す。セミナーでは、実際にWIPSのデモを実施し、他社アクセスポイントと比較しながらセキュリティ性能をアピールした。
このほか、当日はWIPSによるセキュリティ保護を実装する方法や、クラウド型セキュア無線LANソリューション「WatchGuard Wi-Fi Cloud」の紹介なども行った。(前田幸慧)
- 1