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倍増した製品数に合わせてパートナープログラムを刷新 ウェブサイトを使った販売トレーニング――ベリタステクノロジーズ
2018/06/21 10:00
週刊BCN 2018年06月18日vol.1731掲載
米ベリタステクノロジーズは、15年にシマンテックとビジネスドメインを分け、16年には完全に分社した。15年につくったのが従来のパートナープログラムだ。パートナーの年間製品販売金額と同社が「コンピテンシー」と呼ぶパートナーレベル認定資格要件の二つを基準にパートナーのレベルをプラチナ、ゴールド、シルバーに分け、それぞれにリベートの還元率を定めていた。
今回、プログラムを刷新したのは、17年に製品数を大幅に増やしたことが要因だ。従来通りのプログラムでは、製品を販売し、リベートを獲得するには、コンピテンシーが必要になる。ただ、コンピテンシーを取るには、同社が定めたトレーニングを受け、レポートを提出する必要があり、時間がかかっていた。
四條満・専務執行役員 パートナー営業統括本部 統括本部長は、「製品が倍以上に増えたなかで、従来通りのプロセスを踏んでコンピテンシーを取ってもらっていると、販売できるようになるまで時間がかかってしまう」と話し、プログラムが新製品の拡販の足かせになってしまっていたという。
販売金額によるパートナーレベルはそのままに、コンピテンシーを取り払ったのが新プログラムだ。とはいえ、販売には製品知識と技術知識が必要で、そのための支援としてパートナー専用のウェブサイト「PartnerNet」に製品そのものを理解するガイダンス、技術レベルを修得するためのトレーニングの二つのコンテンツを用意。また、認定試験もオンライン上で受験できるようにした。従来プログラムに比べ、パートナーは自由に製品知識、技術知識を身につけることができ、また新製品の取り扱いをスピーディに開始することができる。
新プログラムの手ごたえについて牛久保昭広・パートナー営業統括本部 パートナー営業本部 本部長代理は、「パートナーは新製品のトレーニングを積極的に受けてくれている。また新規パートナーも入りやすくなった」と語り、滑り出しは好調なようだ。
四條統括本部長は「日本の企業もオンプレミスとクラウドを連携させる時代になった。クラウドと連携できる新製品を用意したので、パートナーがお客様に提案しやすくなったと思う。また、製品を組み合わせることで、クロスセル、アップセルが可能だ。ぜひ、販売製品の裾野を広げてもらい、より高い収益を獲得してほしい」と語った。(山下彰子)
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