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統合を終え国内事業を強化 三つの事業戦略を実行 第一弾は新パートナープログラム――エクストリーム ネットワークス
2018/06/14 09:00
週刊BCN 2018年06月11日vol.1730掲載
大野欽司
執行役員社長
この買収戦略によって得られた効果について、米エクストリーム ネットワークスのボブ・ゴールト最高収益・サービス責任者は「業界でのシェアが上がった。13年は13位だったが、17年にはシスコ、HPEに次ぐ3位になった。だが満足はしていない。これからもイノベーションを続けていく」と意気込みを語った。
国内戦略については、日本法人の大野欽司執行役員社長が説明した。企業がDXを進めるために解決しなければいけない課題について、「ネットワークの柔軟性、スピードが不足し、ボトルネックとなっている。我々が価値の高いネットワークを提供することで、より顧客を支援していきたい」と話した。今年の事業戦略として、ブランドの認知拡大、新たな価値提案とソリューション展開、パートナーとの協業強化の三つの柱を立てた。なかでも日本市場で重要なのがパートナー戦略だ。営業活動の支援と、新パートナープログラムを展開していく。
新パートナープログラムはグローバルで同じものを展開していく。ゴードン・マッキントッシュ・ワールドワイドチャネル担当副社長によると年間の販売金額でオーソライズド(販売金額設定はなし)、ゴールド(販売金額25万ドル)、ダイヤモンド(100万ドル)に分け、ランクごとに決められたリベートを提供する。
一例としてマッキントッシュ副社長は、「ダイヤモンドのパートナーが四半期単位でワイヤレス案件を獲得した場合、グロースで3%、新規顧客獲得リベートで10%、ソリューション・リベートで4%、ワイヤレス・スペシャライズドボーナスとして2%、つまり売り上げに対して計19%のリベートを獲得できる」と説明した。
大野社長は、「組織的統合は終了し、18年7月からは新しい会計年度が始まる。人員の強化、リソースの最適化を進めていく。そして、グローバルではシェア3位だが、日本ではシェア2位を目指す」と意気込んだ。(山下彰子)
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