ニュース

ソフトバンク子会社の英アーム、中国子会社持分の過半数を売却へ

2018/06/13 10:40

 ソフトバンクグループは6月5日、子会社の英ARM(アーム)が、中国子会社の持分の過半数を複数の機関投資家やアームの顧客などに売却すると発表した。現地で合弁会社化し、中国市場で事業を拡大することが狙い。

 中国子会社持分の51%を7億7520万米ドル(約850億円)で売却する。売却先は明らかになっていない。取引は6月中に完了する予定。取引完了後、中国法人は連結から除外される一方、関連会社となって持分法が適用される見通し。ソフトバンクグループは、2019年3年期第1四半期連結決算で、売却による利益などを計上する見込み。

 ソフトバンクグループによると、アームの中国事業は堅調に推移し、18年3月期にはアームの売上高のうち20%を中国事業が占めていた。17年に中国で設計された最新半導体チップの約95%は、アームの技術が使われていたと推定されるという。
  • 1

関連記事

【速報】SoftBank World 2016開幕で、孫社長が「アーム買収は飛び石」と背景を説明

ソフトバンクとアリババグループ、日本に合弁会社を設立、「Alibaba Cloud」を提供

世界初のセキュリティ同盟に参画――ソフトバンク

外部リンク

ソフトバンクグループ=https://www.softbank.jp/