ニュース
NTTPCコミュニケーションズが安価なSD-WAN、中堅・中小企業向けに展開
2018/06/12 16:53
SD-WANサービスは、ソフトウェア制御による広域ネットワークサービスのことで、従来のWANに比べて柔軟かつ迅速にネットワークを再構築(制御)できるのが特徴。クラウドサービスとの親和性が高く、「今回のセキュアパッケージは、中堅・中小企業ユーザーが各種クラウドサービスを取り入れる際の“部品”のひとつとして活用してもらいたい」(田中社長)と、クラウドやOffice 365などのSaaS利用を強く意識したサービス構成にしている。
従来のSD-WANサービスでは、「社内拠点間のみの閉域網」と「インターネット/クラウド接続用」の2系統を用意するのが一般的だった。だが、「Master'sONE CloudWANセキュアパッケージでは、フレッツ閉域網1系統で、拠点間とインターネット/クラウド接続用の両方をカバーする」(三澤響・第二サービスクリエーション部長)ことで、価格を抑えた。
販路は、中堅・中小企業市場に強いSIerなどで、実際はそのSIerが手がけるクラウド/IoTサービスなどに同SD-WANサービスを組み込んで販売してもらうケースが多くなるとみる。向こう3~5年で全国4~5万拠点への販売を見込んでおり、1ユーザー企業あたり10~20拠点がボリュームゾーンだと想定する。仮に1企業あたり平均15拠点とすると、5万拠点に納入したならば、社数換算では3300社余りとなる見通しだ。
- 1
関連記事
NTTPCコミュニケーションズ クラウドの柔軟性や拡張性をネットワークの管理に適用
NTTデータの社長交代 「質を伴った成長」に投資惜しまず 北米での競争力が課題、成長のカギを握る
NTTデータイントラマート、「intra-mart」の認定資格者が倍増
NTTデータ、インドの地図情報最大手と提携、3D地図を整備へ
NTTテクノクロス 第一事業ユニット エンジニア 具志堅みづき