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レジ不要の決済を実現、カルフール初のスマート店が上海で開店
2018/05/25 15:41
現地メディアの報道によると、同店は、上海市長寧区の地下鉄2号線北新経駅に直結し、売り場面積は約4000平方メートル。生鮮食品や日用品、家電製品など約2万5000点を販売している。
支払い方法には、銀行カードなどのほか、テンセントや他社のモバイル決済サービスが対応している。微信を使う場合は、ミニプログラムと呼ばれる微信内の機能を利用し、商品棚の前で決済ができるようになっている。
具体的には、カルフールのミニプログラム上で、商品のパッケージに付いているバーコードをスキャンする。その後、端末の画面に表示された金額をテンセントのモバイル決済サービス「微信支付(WeChatPay、ウィーチャットペイ)」で支払えば、買い物客の端末がレジ代わりになる仕組みだ。
店を出る場合は、支払い履歴を示すQRコードを店員に見せて、店員側の端末で読み込んでもらう。支払い履歴が確認できれば、専用の出口から退店できる。他社が展開する店舗のようにセルフレジも用意しており、必要な条件を満たせば顔認証による支払いもできる。
カルフールとテンセントは2018年1月、お互いの技術やノウハウを生かして新しい小売りサービスを提供するため、中国のスーパー大手永輝超市を含めた3社で資本業務提携を結んでいる。
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