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中国企業が先進性をアピール、蘇州でAI博覧会
2018/05/15 14:48
AI博覧会の会場
博覧会は、科学技術部と工業和信息化部の指導のもと、蘇州市が主催した。中国を中心に、欧米など中国国外のベンダーも参加した。新華社電によると、期間中に約1000の製品が発表されたという。
中国は現在、AIで世界のトップになることを目標に、国を挙げて研究開発に取り組んでいる。博覧会では、中国政府から強力な支援を受ける中国企業が、教育や医療、小売り、製造など、幅広い分野向けの製品やソリューションを展示した。
無人スーパーを再現した京東のブース
無人スーパーの仕組み(左)と顔認証で代金を支払う決済場所
このうち、インターネット通販大手の京東(ジンドン)は、中国国内で開業中の無人スーパーの店舗をブースで再現。事前に登録した顔情報で入店し、顔認証で決済をする仕組みを披露した。
コンセプトカー(右)などを並べたNIOのブース
2014年に設立し、上海市に本拠を置く新興電気自動車メーカーNIO(ニーオ)は、電気自動車の市販モデルやコンセプトカーなどを並べた。同社の担当者は「将来的には電気自動車で無人運転の実現を目指している」と述べた。
ソフトバンクグループのブース
人型ロボット「Pepper」のソリューション
日本からは、富士通やソフトバンクグループがブースを設置。ソフトバンクグループは、人型ロボット「Pepper」などに関するソリューションを展示し、リコーグループと共同研究中のビッグデータを活用した行動分析技術を紹介した。
博覧会では、アリババグループやファーウェイのほか、米マイクロソフトや米インテル、独シーメンスなども出展。中国を舞台にAIの開発競争が激化していることがうかがえた。
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