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地元SIerと盛り上げる地方創生活動を強化――富士ゼロックス
2018/05/07 09:00
週刊BCN 2018年04月30日vol.1725掲載
少子高齢化や東京一極集中により、地方の人口減少や衰退が進んでいる。こうした課題を解決するため、自治体は地域の活性化、人材育成に注力している。とくに政府が2014年9月に「まち・ひと・しごと創生本部」を設立してから、地方創生・地域創生というキーワードは注目度を増した。この流れのなかで、富士ゼロックスも地域創生活動を強化した。
同社の地方支援の特徴は、地元の住人による対話を行い、地域創生の実行プランを築く「入口」から、実行プランに合わせて最適なICTの選定や設置の「出口」まで支援する点にある。プロジェクトの完了まで短くても3年から5年かかる中長期的な取り組みになるが、その期間も地域に密着した取り組みができるのは、同社が全国に6社の統括販社、31社の全国販社をもち、顧客のそばで支援ができるからだ。
高柳聡彦
ソリューションサービス
ディール推進部
地域創生営業部
部長
対話によりテーマが具体化した後は、プランの実行に必要な支援を富士ゼロックスが行っていく。こうした取り組みを岩手県遠野市、長崎県壱岐市などで実施している。
直近では、富士ゼロックスと会計ソフトのfreee、鳥取のベンチャー企業のLASSIC、そして鳥取県智頭町による「スキマワーク」プロジェクトが2月9日にスタートした。林業が盛んな智頭町では冬季は仕事がなく、また主婦の仕事不足が大きな課題となっていた。そこで12年に閉校した旧・那岐小学校の教室をオフィス仕様に改修し、LASSICが主に智頭町内から人材を採用し、「クラウド会計ソフトfreee」の運用業務を実施。富士ゼロックスはテレワークセンターの設備を整えた。
「地方創生の交付金は、地元の企業に使い、経済に浸透させていきたい。例えばネットワークの敷設などは、地元のSIerに依頼する。富士ゼロックス1社で多く取ってはいけない。そんなことをしなくても、地域創生の中核として活動することで、富士ゼロックスの存在感は十分高まり、引き合いも増えていくだろう」と高柳部長は話す。今後は複合機やコピー機の営業の接点を生かし、地方創生プロジェクトの提案を行っていく。(山下彰子)
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