日本システムウエア（NSW、多田尚二社長）は、ビッグデータ検索サービス「Union Search」の提供を1月31日に開始した。

　Union Searchは、あらゆる種類のデータ形式について、データ量に依存せず横断的な検索を可能にするビッグデータ検索サービス。IoT関連技術やウェブシステム開発のビッグデータ活用のノウハウと、高精度な自然言語処理を用いたAIを利用することで、検索キーワードの意味を理解し、最適な検索結果を提示する。サービスの導入には、検索対象データの授受やクローリング設計、検索機能設計が必要となり、導入期間として約1か月間を見込んでいる。

　検索機能の「横断検索」では、ウェブサイトやデータベース、ファイルサーバーなど広範囲で横断的に対応することで、ビッグデータを効率的に検索する。「AIサポート」機能では、自然言語処理を用いたAIサポートにより、検索キーワードの意味理解、検索スコアとクリック回数から最適なランキングを生成し、利用者が真に求める検索結果を導き出す。「クラウド検索」機能では、Office365やAzure、AWSなどクラウドサービス上に保存されたデータやドキュメントを検索することができる。

　価格は、1ライセンス月額1万5000円から。他サービスと比較して高いコストパフォーマンスを実現し、今後5年間で50社への導入を目指す。また、コーポレートサイトや情報発信サイト、ECサイト、イントラサイトなど、各ウェブサイトを対象に提供を開始し、順次適用可能な業種業態を増やしていく予定。