ニュース
Zerto Japan「Zertoクラウドカンファレンス2016」レポート 仮想マシン環境における災害復旧力と復元力をアピール
2017/01/12 09:00
週刊BCN 2017年01月09日vol.1660掲載
キーワードは「レジリエンス」
最初のセッションでは、「Zerto Japanアップデートおよび2017年の展望について」と題し、Zerto Japan&Koreaの松澤正芳・カントリーマネージャが登壇。最新バージョンのZerto 5.0で実現した機能として、Microsoft Azureへのレプリケーションを紹介するとともに、IBM BluemixにおけるDR(災害復旧)機能として組み込まれるといったことを報告した。
Zerto Japan&Korea
松澤正芳
カントリーマネージャ
Zerto 5.0のキーワードについて、松澤カントリーマネージャは「レジリエンス(回復力)」を紹介。障害などでシステムが停止した場合、スナップショットなどでバックアップを取得していても、タイミングによっては数時間のデータロスとなる場合がある。松澤カントリーマネージャによると、ユーザーの約8割はデータロスを1時間以内に抑えたいと考えているという。「ユーザーはバックアップやスナップショットを実施しているが、ニーズと合っていない。Zerto 5.0では、ジャーナルでデータ更新の履歴をもっているため、数秒前の状態にデータを回復するといった細かな指定ができる」。そこで、キーワードはレジデンスというわけだ。

Zerto APAC&Japan
スタンリー・リー
Solutions Engineering
マネージャ
新機能については、「Zerto 5.0では、ジャーナルの保存期間を旧バージョンの14日間から30日間に延長した。その期間であれば指定したポイントで迅速にデータを復旧できる。また、レプリケーションで1対多の構成が可能になった。AWSとAzureに同時にレプリケーションするといったことができる。企業ポータルに統合することが可能なAPIの提供も開始した」と紹介した。

Zerto Japan&Korea
関 敏之
Solutions Engineering
エンジニア
クラウドへの移行に活用
次のセッションでは、特別講演として「2017年 どうなるクラウドマーケット」と題し、週刊BCN編集長の畔上文昭が登壇。IaaS/PaaSを中心に、グローバルにおけるクラウドベンダーの動向を紹介した。また、AI(人工知能)やRPA(Robotics Process Automation)といったトレンドを取り上げながら、SIerの求められる役割などについて語った。
Zettagrid Pty
ニコラス・パワー
COO

NTTデータ
グローバルソリューションズ
小倉康徳
アウトソーシング事業部
ソリューション統括部
クラウドマイグレーション
チームマネージャ
- 1