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日立CM、高輝度1万ルーメンのレーザー光源DLPプロジェクタ

2017/11/20 15:00

 日立コンシューマ・マーケティング(日立CM、須藤利昭社長)は11月16日、レーザー光源DLPプロジェクタ「9000シリーズ」の最上位機種となる「LP-WU9100BJ」を、12月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。製品本体の無償保証期間は3年間。

 LP-WU9100BJは、レーザー光源を採用した1チップDLP方式で、明るさ1万ルーメンを実現した高輝度モデル。約2万時間という長寿命のレーザー光源を採用しているため、高圧水銀ランプ光源の場合に必要なランプ交換が不要となり、大ホールでのプレゼンテーション、デジタルサイネージやアミューズメントなど、長時間連続で映像投写を行う用途に適している。光学エンジンを防塵構造にすることで、エンジン内部の光学部品へのゴミやほこりの付着を防ぐことができ、長時間にわたり明るさを保った鮮明な映像を投写できる。

 画質と視認性を向上する映像調整機能「HDCR(High Dynamic Contrast Range)」と「ACCENTUALIZER」を搭載。HDCR機能は、照明などの影響を受けて不鮮明になりがちな映像の暗い部分を見やすく補正する。ACCENTUALIZER機能は、画像を小領域ごとに補正する「局所コントラスト補正」を行うことで、陰影感・精細感・光沢感を強調し、鮮明な画像を映すことができる。

 いずれも動画に対応しており、画像の特徴を解析し、リアルタイム処理を行う。さらに、赤/緑/青/シアン/マゼンタ/黄の色ごとに、色相、彩度、輝度を他の色に影響を与えることなく個別に調整することができる「カラーマネージメント」機能も搭載している。

 天井への設置や縦置き(ポートレート)投写はもとより、360度全方位の設置が可能で、さまざまな設置環境や投写ニーズに対応する。また、「エッジブレンディング機能」を搭載しており、複数台のプロジェクタを使用して継ぎ目のない大画面映像を投写することもできる。さらに、円柱や球状のスクリーンに歪みのない映像を投写できる「ワーピング機能」とあわせて使用することで、湾曲した壁面などへの投写も可能。光源の出力を20-100%の範囲で1%刻みで変更し、光量を調節できるため、並べて投写する場合でも隣り合う画面の明るさを簡単に合わせることができる。

 オプションレンズは、固定超短焦点から超長焦点まで7種類を用意しており、スクリーンサイズや設置環境に合わせて選択できる。なお、これら7種類のオプションレンズは、既存の「9000シリーズ」にも使用することができる。
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外部リンク

日立コンシューマ・マーケティング=http://www.hitachi-cm.com/