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マルチクラウドの自動オペレーション機能を提供――IIJ
2017/11/09 09:00
週刊BCN 2017年11月06日vol.1701掲載
インターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)は、今年4月に提供を開始した複数のクラウドの運用を管理する「IIJ統合運用管理サービス」において、アラート処理を自動で行う自動オペレーション機能の提供を始めた。
IIJ統合運用管理サービスは、オンプレミスを含むマルチクラウド(IaaS)環境の運用を支援するクラウドサービス。クラウド環境の一元管理や運用の自動化、障害の予兆検知などを行うことができる。
今回提供を開始した自動オペレーション機能は、大量に発生するアラートの処理を自動化し、現場の作業負荷軽減と効率化を可能にするもの。現場での対応を必要としないアラートのフィルタリング、重複する内容のアラート排除、障害発生時における客先への通知、チケットの起票、ステータス更新などを自動で実行することが可能になる。

福原 亮
サービス基盤本部
サービス運用企画部
M&Oサービス開発課長
今後もクラウド市場が拡大し、複数のクラウド利用も増加していくと予想されるなかで、現場担当者の間では、システム運用の属人化や人材不足が懸念されている。福原課長は、自動オペレーション機能の提供によって、対応不可を軽減し「運用現場を楽にする」としている。(前田幸慧)
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