ニュース
<WEB連載 (1) CEATEC 2017で捉えるIoTの現在地>いつやるか?「最新」テクノロジー対応の必要性
2017/10/20 11:30
初日に行われたコンファレンスでは、豆蔵ホールディングスの代表取締役社長で、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会の会長、一般社団法人日本IT団体連盟で幹事長を務める荻原紀男氏が、「AIが創る未来とIoTを成長させる規制改革」というテーマで登壇。「そもそも目下、一番重要なテーマはポスト2020だと考えている」と、20年に景気が盛り上がった後、バブル崩壊などの前例にみられるような景気の悪化を不安視していると指摘。地方創生、産業構造の転換、国際競争力強化の必要性の3つの懸念をあげ、それぞれにITを活用した解決策と、そのための規制改革の必要性を訴えた。また「人工知能が人間を超えるといわれている2045年問題にみられるように、AIやIoTの先端技術が、確実に世の中を変えていこうとしている。20年までは景気がいいとしても、それ以降の話をしている政治家が今はいないという現状に目を向けなければならないだろう。内需の拡大が終わった後でも、国際社会で日本がさらに勝ち続けるために、われわれが命懸けで取り組むべきではないか」と、ITに従事する日本人の奮起の必要性を強調した。
「いま動かなかったら負ける」と言い切る荻原氏
また、荻原氏は「AIやRPAなどの最新テクノロジーに雄弁な方が増えてきた一方で、具体策があまりみえてこない」と指摘。自社で取り組んでいる事例をいくつか紹介した。なかでも「最新テクノロジーを活用したお客様の要望は高く、いつもへこたれそうになっている。ただ、いま動かなかったら負ける。まず先にやることが一番の価値がある。誰かにやられるくらいなら先にやると考えて取り組んでいる」と、最新テクノロジーを活用した自社のスタンスを語った。(続く)
事例として豆蔵の具体的な取り組みを紹介した
- 1
関連記事
コンセプトを変えた今年のCEATEC、IoTの法人活用を実感
【2017年 年頭所感】 豆蔵ホールディングス ビッグデータで世界を握る
コンピュータソフトウェア協会 会員企業が無料で利用できるコワーキングスペースを提供
日本IT団体連盟 53団体が加盟する「IT連盟」発足 業界一丸で政策提言と人材育成に取り組む
外部リンク
豆蔵ホールディングス=http://www.mamezou-hd.com/
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会=http://www.csaj.jp/