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クラウド売上高200億元へ海外展開も本格化――浪潮集団
2017/09/20 09:00
週刊BCN 2017年09月11日vol.1693掲載
新戦略の「1」は一つの目標、「2」は二つの市場、「3」は三つの施策、三つの特徴をそれぞれ指す。一つの目標では、2020年のクラウド売上高200億元を掲げた。同社の16年クラウド売上高は約20億元とみられ、今後4年間で10倍に拡大させる野心的な目標となる。
二つの市場では、国内と海外の政府・企業向けクラウド市場を開拓する。浪潮は地方政府との提携を強みとして、国内の約40か所でクラウドデータセンター(DC)の開設を進めているが、今後は海外進出も本格化。新たに米国のシアトル、南米のコロンビア、ドイツのフランクフルト、ロシアのモスクワ、アフリカのエチオピアにノードを開設する。
また、三つの施策では、クラウドのDC拡張やオープンプラットフォームの構築、エコシステムの構築を推進する。三つの特徴では、セキュリティ、データサービス、個別カスタマイズ対応を強化する。これらを通じて、約3000社のパートナーと連携し、国内外で10万の政府ユーザー、100万の企業ユーザーにサービスを提供していくという。
浪潮集団は、サーバーやストレージ製品を手がけるハードウェア大手。10年からはクラウド事業に力を注いでおり、15年3月にはパブリッククラウド事業を独立法人化。IaaS、PaaS、SaaSの各レイヤでサービスを提供している。(真鍋 武)
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