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データの“無意味化”で働き方改革を支援――ZenmuTech
2017/09/14 09:00
週刊BCN 2017年09月11日vol.1693掲載
ZenmuTech(田口善一社長)は9月5日、情報漏えい対策製品「ZENMU for PC」の最新バージョンの提供を開始した。
ZENMU for PCは、秘密分散技術のAONT方式を用いた情報漏えい対策製品「ZENMU」のPC向け製品。秘密分散で情報を意味のない形に分散して保管することによるデータの「無意味化」を実現する。テレワークの推進で、社外でPCを安全に利用できるようにするために導入するケースが増えているという。
今年4月のバーションアップでは、PCと外部記憶装置を接続して仮想ドライブが利用できる場合にのみ、ユーザーデスクトップ環境の利用が可能になる「ZENMUモード」を追加した。
今回の最新バージョンでは、Internet Explorerにおけるインターネット一時ファイルの保存先フォルダ(Temporary Internet Files)について、仮想ドライブへのリダイレクトを可能にした。これにより、万一、ディスククリーンアップやツールで削除されないインターネット一時ファイルが残っていたとしても、ZENMUモードを終了すれば、PC内は無意味化された分散片しか残らず、情報漏えいを防ぐことができる。(前田幸慧)
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