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共同通信社と富士通FIP、47行政ジャーナルをLGWAN上で提供へ
2017/08/23 15:38
47行政ジャーナルは、07年から開始した自治体向けの情報サービス。共同通信社のほか北海道から沖縄まで全国43の新聞社が取材した最新の行財政情報を登録会員に提供している。パソコンやスマートフォン、タブレットなどインターネット接続環境があれば利用できるため、その手軽さから利用が広がり、会員数は約1万5000人(17年8月現在)に達している。
一方、総務省では自治体に対し、自治体情報セキュリティ対策の抜本的な強化に向けて、マイナンバーによる情報連携に活用されるLGWAN環境のセキュリティ確保に資するため、LGWANとインターネットの接続環境の分離を求めている。これに加え、セキュリティリスクの高いインターネットへの接続は必要最低限に限定することも勧めている。このため自治体では、インターネットに代わり、LGWAN上で幅広いアプリケーションが利用可能になることへの期待が高まっている。
47行政ジャーナルを運営する共同通信社に対しても、各自治体から直接、または各地域の新聞社を通じて、LGWAN上でのサービス提供に対する要望が多く寄せられていた。こうした要望に応えるため、共同通信社では今回、富士通FIPのLGWAN-ASP基盤サービスを活用し、18年4月(予定)から、47行政ジャーナルをLGWAN上でも提供することを決定した。
LGWAN-ASP基盤サービスは、富士通FIPがアウトソーシングサービスの提供や、LGWAN上でのアプリケーション提供の支援で培ったインフラ構築・運用のノウハウを生かし、16年11月に販売を開始したクラウドサービス。最小限の初期投資により短期間でサービスを開始できるとともに、柔軟にリソースを変更できる。また、LGWAN特有の構成設計や申請対応、その後の構築から運用サポートまで、経験豊富なSEがサポートする。LGWAN上でのアプリケーション提供を目指す事業者は、これらのプロセスで大幅に負担を軽減できるため、自社のアプリケーションに集中できる。
サービスを利用する自治体にとっては、LGWANに接続できる庁内ネットワーク上にさまざまな業務システムが接続されているため、同一ネットワーク上で行財政情報の収集が可能となる。ネットワークを分離し、利用を必要最低限に制限しているインターネットでの情報収集と比較して、収集した情報を容易に活用できるため、自治体の業務効率化を図ることができる。
今後も、共同通信社と富士通FIPは、47行政ジャーナルのLGWAN上での提供に向けて、構築を進めていく。また、両社はさらにパートナーシップを深め、自治体に対して安心・安全で、住民サービスの向上へとつながるサービスを提供していく考え。
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外部リンク
共同通信社=http://www.kyodonews.jp/
富士通エフ・アイ・ピー=http://www.fujitsu.com/jp/group/fip/
「47行政ジャーナル」=https://47gyosei.jp/
「LGWAN-ASP基盤サービス」=http://www.fujitsu.com/jp/group/fip/services/outsourcing/cloud/lgwanasp/