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地銀もオープンイノベーションで生き残り――NTTデータ
2017/08/10 09:00
週刊BCN 2017年08月07日vol.1689掲載
NTTデータ(岩本敏男社長)は7月7日、東京・大手町に、「BeSTA FinTech Lab」のオフィスをオープンした。BeSTA FinTech Labは、同社の地方銀行向けバンキングアプリケーションである「BeSTA」ユーザーのためのサービスで、彼らが、NTTデータのオープンイノベーションのノウハウや金融領域での知見、FinTechベンチャーのビジネスアイデアやプロダクトを取り込み、オープンイノベーションにより新たなFinTechサービスを開発するための場として機能させる狙いがある。今回オープンしたオフィスは、まさにその拠点であり、BeSTAユーザーやFinTechベンチャーが自由に出入りできる「オープンな場」を志向している。
コミュニケーションエリアでは、新規ビジネスの創出ワークショップやイベント・セミナーを開催する
新しいサービスのためのアプリのプロトタイプをスピーディにつくる環境も
オフィス内は、大きく三つのエリアに分かれている。最も広い「コミュニケーションエリア」は、参加行とベンチャーをマッチングし、NTTデータも交えて新しいビジネスづくりのワークショップを開催したり、セミナー、イベントの会場としても活用する。一方、個別プロジェクトのメンバーが集まり、ビジネスアイデアを実証する環境などを提供する「プロジェクトルーム」も用意した。また、オフィスへの来訪者が気軽に立ち寄り、BeSTA FinTech Labの最新の試作品やFinTechベンチャーのソリューションを気軽にデモ体験できる「オープンエリア」も設置している。(本多和幸)
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