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ウイングアーク1stと週刊BCN、IoTと働き方改革をテーマに広島でセミナー
2017/07/31 16:10
ウイングアーク1stのセッションではまず、営業本部BI戦略担当部長の大畠幸男エバンジェリストが、「6000社を超える企業の選ばれたIoT時代のBIソリューションのご紹介」と題し、集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum EA」や情報活用ダッシュボード「MotionBoard」、クラウド型BIダッシュボード「MotionBoard Cloud(MB Cloud)」などの製品を、具体的な導入事例やデモを交えて説明した。
MotionBoardなどを使ったIoTソリューションなどを紹介した
ウイングアーク1st営業本部BI戦略担当部長の大畠幸男・エバンジェリスト
大畠エバンジェリストは冒頭で、「IoTの取り組みを強化している。当社BI製品がもつリアルタイムのデータ可視化の価値が高まっている。Dr.Sum EAに関しては、製造業や流通・小売業を中心に今年6月現在で6535社に導入している。中国地方にも、当社製品を広めたい」と、11月17日に広島市銀山町に広島オフィスを開設することを公表した。その上で、各BI関連製品の特徴を説明した。
同社BI製品は、表現力に優れ、ツールを使えばノンプログラミングで、各企業にマッチした形でデータをビジュアルに見せることが可能だ。また、複数のデータを組み合わせた「多変動正規分布」ができ、未来推計も容易にできる特徴があるほか、独自のアダプタを使えばどんなデータソースにも接続でき、顧客側で必要なレポーティングができる。大畠エバンジェリストは、導入事例として日立造船を紹介した。「日立造船は、全社的なBI基盤としてMotionBoardとDr.Sum EAを採用。あらゆる経営情報を統合し、全社的な経営情報の可視化を実現した」と話した。
また、シムトップスの設備機械の詳細な稼働状況を収集・監視する「MC-Web CONTROLLER」と、IoTデータの可視化が可能なMotionBoardと連携が可能になったことを紹介。「旧式の機械設備であってもIoTのネットワークに簡単に接続し、取得した稼働情報をリアルタイムにモニタリングできる仕組みをIoTソリューションとして提供できるようになった」(大畠エバンジェリスト)と、製造業が多く存在する中国地方を意識したソリューションを紹介した。
続いて、ウイングアーク1stのビジネスデベロップメント統括部テクニカルセールス部第3グループの直江優・グループマネージャーが、「帳票課題を解決する帳票ソリューションのご紹介」と題し、同グループの山本剛士氏のデモを交えながら、国内シェア1位の帳票基盤ソリューション「SVF」のオンプレミス、クラウドの両製品や電子活用システム「SPA」を紹介した。
ウイングアーク1stビジネスデベロップメント統括部テクニカルセールス部第3グループの直江優・
グループマネージャーは、SVFを使った複雑な帳票フォーム設計や出力・保管までの帳票運用方法を紹介した
直江グループマネージャーは、「見積り、発注、納品、請求など、帳票は企業のあらゆる活動場面で使われている。帳票は企業の血液であり、ビジネスプロセスにおける情報伝達手段として欠かせない」とした上で、「当社のSVFは、どんな形式のデータでも使え、どんなプリンタからも出力可能だ。電子帳票にも対応し、タブレットなどで二次活用することにも適している。SVFは20年以上にわたり使われてきた製品で、約1万9000社に導入され国内シェアは約50%に達する」と強調。SVFを使ったデモでは、山本氏が企業内で使われる帳票作成を短時間でできることを実証して見せていた。
ウイングアーク1stの営業本部ビジネスデベロップメント統括部テクニカルセールス部第3グループの
山本剛士氏は、SVFのデモを披露した
直江グループマネージャーによれば、「最近では、帳票基盤を最適化することを目的にSVFが導入されるケースが増えた。個別のサーバーを立てて、個別に帳票運用をしていたが、運用保守の負担が増し、スキルを継承することも難しくなってきたためだ」と市場動向を説明する。その際に提案しているSPAについて、デモを交えて解説。「企業内にある文書の活用は、保管を含めて考える必要がある」と、多部署にまたがる文書の場合、個人情報の問題で相互に使えないケースが多く、この課題をSPAは解決することができると話していた。(谷畑良胤)
セミナー当日は、広島や岡山から50人以上のSIerなどが集まった
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