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ニュータニックス・ジャパン HCIでは終わらないIoT市場に参入
2017/07/27 09:00
週刊BCN 2017年07月24日vol.1687掲載
米Nutanixは6月28日~30日の3日間、米国ワシントンD.Cで年次カンファレンス「.NEXT Conference 2017」を開催した。ここで発表した内容について米本社のスディーシュ・ネア プレジデントが来日し、ニュータニックス・ジャパンは7月11日、都内で説明会を開催した。
スディーシュ・ネア
Nutanix
プレジデント
IoT市場参入の第一歩が、IoTに適したOS「Nutanix Enterprise Cloud OS」のリリースだ。ネア プレジデントは、「OSは人とマシンのやり取りのために設計されている。マシン同士での通信のためのOSも存在するが、IoTはマシン、人、アナリティクスが関与する。さらに、IoTといえば、エッジとインテリジェントエッジの二つのグループに分けられる。IoT向けのOSはこの両方に対応しなければならない」と話す。それらの課題をクリアしたのがNutanix Enterprise Cloud OSだ。さらに、Nutanix Enterprise Cloud OSは、マルチクラウド対応の最新機能を提供する「Nutanix Calm」と最新のクラウドサービス「Nutanix Xi Cloud Services」を搭載する。
Nutanix Calmは、アプリケーション環境を抽象化し、適切なワークロードに適切なクラウドを推奨しつつ、クラウド運用を調整する。ブループリントを通してアプリケーションを定義し、異なるクラウド環境へのプロビジョニング、管理、スケーリングができる。強力な統合マーケットプレースを採用し、アプリケーションの設計を組織全体で共有することで、新たなビジネス・イニシアチブの本番運用をより短期間で開始できるという。
Nutanix Xi Cloud Servicesは、企業のデータセンターのネイティブ拡張機能として、プロビジョニングと利用をオンデマンドで行うことができる。「Nutanix Enterprise Cloud Platform」と同一のツールと同等のサービス品質を保持し、同一のインフラストラクチャスタックにより開発された、ターンキー型のクラウドサービスだ。
Nutanix Enterprise Cloud OSは、CiscoとHPEのプラットフォームを対象にソフトウェアのみサービスとして提供している。Nutanix Calmは17年第4四半期に、DR向けのNutanix Xi Cloud Servicesは、18年第1四半期までに早期アクセス版を提供する予定だ。(山下彰子)
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