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インフォテリア 熱海でユーザー会AUG活動を話し合う

2017/07/27 09:00

週刊BCN 2017年07月24日vol.1687掲載

今後はキャリアに合わせて勉強会を開催

 ベンダーとユーザーが意見交換を行う機会は必要だ。現場に即した製品、機能の開発につながり、また顧客満足度の向上にもつながるからだ。インフォテリア(平野洋一郎社長)は、同社の主力製品であるデータ連携ツール「ASTERIA WARP」のユーザーコミュニケーションの場として、ユーザーグループ「AUG」を2015年11月に発足。ほぼ毎月のように勉強会、事例研究会などを開催している。発足から約1年半が経ち、今後のAUG活動の発展のために、意見交換会「AUG熱海温泉宿deサミット」を7月7日に熱海の温泉宿で開催した。参加者はAUGでの勉強会、研究会などで講師役を務めた8人だ。


前半の講師を務めたゴルフダイジェスト・オンライン 経営戦略本部 インフラマネジメント室の
清水正朗・シニアプロジェクトマネージャー

 前半は、「クラウド環境への全面移行プロジェクトとその効果」と題して、ゴルフダイジェスト・オンラインがASTERIA WARPを含む全システム、約300台のサーバーをパブリッククラウド環境に全面移行した事例を紹介。経営戦略本部 インフラマネジメント室の清水正朗・シニアプロジェクトマネージャーが、一連のプロジェクトの概要やクラウド移行作業時のASTERIA WARP利用メリット、クラウド移行により得られた効果などを説明した。
 

8人のユーザーが意見交換会に参加

 後半では、インフォテリア ASTERIA事業本部 カスタマーインティマシー部の穴沢悦子部長がこれまでの活動内容を振り返った。穴沢部長は、「講演者のノウハウや長年の経験にもとづく考え方を披露する会や、ビギナーズ向けなどの対象者を絞った会が人気だった。また、1回の開催に2種類以上のセッションを実施したり、少人数でのグループワークなどが好評だった」と話す。だが、課題もある。穴沢部長は「現場のユーザーに沿った企画づくりや、能動的に参加できる環境づくり、新規参加者を増やし気軽に意見交換できる関係づくりが課題ではないか」と話した。
 

アイデアソンの様子。共感できるアイデアに付せんを貼っていく

 そうした現状を踏まえ、現在抱える課題と解決への取り組みについてアイデアを集めるアイデアソンを実施。その結果、ユーザーのキャリアや抱えている課題に合わせた勉強会、研究会の開催が求められており、事前のリサーチが重要なのでは、といった意見が多く寄せられた。インフォテリアのAUG運営事務局は、こうした意見を吸い上げ、今後の運営に生かしていく。(山下彰子)
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外部リンク

インフォテリア=https://www.infoteria.com/jp/