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ソラコム、IoTデバイスの管理サービス「SORACOM Inventory」
2017/07/06 14:29
SORACOM Inventoryは、IoTデバイスの管理や設定をリモートでセキュアに管理するフレームワークを提供するサービス。従来、アプリケーションやユースケース別に開発する必要のあった個々のIoTデバイスの状態や設定の管理、デバイスの再起動、コマンド発行、データの配置や、各種メトリクスのモニタリングなどを、個別に開発する必要なくリモートからセキュアに取得、実行できるようになる。
これにより、顧客は回線管理だけではなく、その先にあるデバイス管理もSORACOMを通じて遠隔管理することが可能となる。SORACOMは、従来から提供するユーザーコンソールやAPIを用いることもでき、デバイス管理の設定・運用を効率化、自動化することができる。デバイスとSORACOMの間のやり取りは、IoT/M2Mでのデバイス管理のためにOpen Mobile Alliance(OMA)により標準化されたOMALight Weight M2M(LWM2M)プロトコルを利用する。
サービスの利用には、デバイスにLWM2Mのエージェントをインストールする必要がある。また、「SORACOM Air for セルラー」を利用している場合には、エージェントの初期設定手順を簡略化することが可能。LWM2Mでのやり取りに必要なサーバー機能はSORACOMがサービスとして提供するため、顧客は自身のサーバー側での各種設定なしで利用開始できる。
価格は、月間利用3アクティブデバイスもしくは15万イベント/月まで無料、月間利用100アクティブデバイスもしくは500万イベント/月まで月額5000円、月間利用300アクティブデバイスもしくは1500万イベント/月まで月額1万3500円、月間利用1000アクティブデバイスもしくは5000万イベント/月まで月額4万500円。なお、7月5日から「Limited Preview」として提供しており、Limited Previewの期間中は、無料で利用することができる。
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