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横河レンタ・リース レガシー機器で新サービス創造へ
2017/06/14 09:00
週刊BCN 2017年06月05日vol.1680掲載
横河レンタ・リース(金川裕一社長)は、クラウド型の計測器管理ツール「MyAssets」の提供を開始した。計測器のユーザーから機器の管理などが煩雑との声があがっているなか、新しいサービスによってレンタルサービスのユーザー企業に対して付加価値を提供していく。
MyAssetsは、台帳管理、校正(計測器の現状確認)業務、社内運用など、計測器を管理するためのさまざまな課題を解決するサービス。管理機能は基本的に無料。利用・校正・修理の予約機能、稼働実績や課金実績の照会などが可能なサービスは、有料で用意している。管理業務自体を一部代行するBPOサービス(有料)も提供している。
金川裕一
社長
今年夏には、計測器のエンジニアを対象とした会員制の応援サイト「TechEyesOnline」を提供することに加えて、秋には計測器運用支援として「LCMアシスタンス」をサービス化するという。金川社長は、「今後は、『誰から購入するか(サービスを受けるか)が重要になってくる。レンタルサービスで提供してきた『コト』をさらに追求していく」との方針を示している。このようなサービスを、まずはレンタルサービスのユーザー企業に対して自社で提供していくが、「計測器の販売店にOEM提供していくことも計画している」。さらに、AI技術やレコメンド機能の搭載、多言語化など、ブラッシュアップしてMyAssetsをビジネス支援ツールとして強化していく。(佐相彰彦)
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