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デジタルアーツ 外部脅威対策に本格参入
2017/06/07 09:00
週刊BCN 2017年05月29日vol.1679掲載
道具登志夫
社長
遠藤宗正
課長
一方のm-FILTERは、誤送信対策やアーカイブ、アンチスパムといった機能を備えたメールセキュリティソフト。次期バージョンのm-FILTER Ver.5では、メール送信元や添付ファイルの拡張子、リンクの偽装有無を判定し、何らかの偽装があった場合にはメールを隔離する。偽装の疑いがない場合でも、添付ファイルの削除やマクロ除去、HTMLメールのテキスト化やリンクの無効化などを行うことでメールを無害化し、安全にメールを受信できるようにする。また、i-FILTERとの連携で、不正なURLをi-FILTERのデータベースに登録し、即時にブロックすることができる。
これらの機能により、ウェブサイトへの書き込み、メール誤送信対策機能といった従来機能と合わせて、外部から内部まで包括的なセキュリティ対策が可能になったとしている。デジタルアーツとしては、両製品のセット導入を想定しており、遠藤課長は、「両方の製品を導入いただくことで、(標的型攻撃の主要な感染経路である)ウェブとメールのセキュリティ対策を実現できる」と説明。同社では、従業員数1000人から5000人までの企業を主なターゲットとして、パートナー経由で両製品を展開していく方針。価格は未定で、初年度、約10億円の売り上げを目指す。(前田幸慧)
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