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上海国際モーターショー 自動運転などのコンセプトカーを多数展示 メーカーが延べ1400台をアピール
2017/05/24 09:00
週刊BCN 2017年05月15日vol.1677掲載
2016年の中国の新車販売台数は、前年比13.7%増の約2800万台。8年連続で世界一となった。この巨大市場の開拓に向けて、メーカー各社は最新モデルや技術力をアピール。初披露の最新車を展示したのは113社に達した。
中国では、排ガス基準が厳格化されており、各社は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など、新エネルギー車に注力している。イベントで展示された159台は、新エネルギー車だった。例えば、フォルクスワーゲン(VW)は次世代EVコンセプト「I.D.CROZZ」を公開。トヨタ自動車は、数年内に中国にEVを投入する方針を明らかにした。
コンセプトカーは56台出展されたが、なかには人工知能(AI)や自動運転などのIT技術を組み込んだものが多くみられた。本多技研工業(ホンダ)は、AI搭載のEVコンセプトカー「Honda NeuV」を中国初公開。運転者の表情や声の調子からストレス状況を判断して、安全運転を支援するなどの機能を搭載する。
ホンダのAI搭載コンセプトカー「Honda NeuV」
また、地図情報を手がける高徳など、IT企業も出展した。米インテルは、長安汽車との戦略提携を発表。自動運転やデジタルコックピット、AI技術の開発で協力していく方針を示した。長安汽車は、25年までに自動運転車を量産する目標を掲げた。
日産自動車
関 潤
専務執行役員
中国事業統括
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