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理経、秋の防災週間に向けて「避難体験VR」機材一式をスポットレンタル
2017/05/16 09:30
近年、大規模災害を想定した防災訓練の重要性が高まっており、各地で自治体を主体とした防災訓練が実施されている。一方で、防災訓練実施に際しては「事前準備や当日の運営が負担になっている」「毎年実施する内容が変わらず訓練自体がマンネリ化している」などの声があがっている。こうした状況を踏まえ理経は、防災訓練の実施が集中する9月から11月に限定して、避難体験VR機材一式のレンタルキャンペーンを実施するもの。VR機材にありがちな「設置調整が煩わしい」「トラブル時の対応ができない」などの要望を受けて、運営は同社社員が行う。
避難体験VRでは、VRヘッドマウントディスプレイを使用して、火災が発生し黒煙が充満する室内からの避難を体験することができる(体験時間:1人3分程度)。360度の臨場感あふれる映像とコントローラを活用し、VR空間上の自由な移動が可能。さらに、煙による視界が悪い状況のなか低い姿勢で避難できているか、タオルやハンカチで口を押えているかなど、体験者が正しい避難姿勢で動けているかの判定も行うことができる。機材は、PCとVRヘッドマウントディスプレイ本体、コントローラのみで、必要スペースは1.5m×1.5m程度と省スペースでの実施が可能となっている。
レンタルパックキャンペーンの税別価格は、1日レンタルあたり1セット15万円、2セット25万円。レンタル受付期間は5月16日から11月17日。キャンペーン対象期間は9月1日から11月30日まで。同社では今後、防災訓練の実施を検討している自治体や学校での活用、企業のBCP訓練、そのほか防災イベントに展開していく考え。
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