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日本CA 三本柱のソリューションを投入し企業のデジタル革新を支援 モダン・ソフトウェア・ファクトリを核に
2017/05/11 09:00
週刊BCN 2017年05月08日vol.1676掲載
反町浩一郎
社長
日本の現状については、「いろいろな企業がデジタル変革に取り組んだり、取り組もうとしたりしているが、なかなか恩恵を享受できないという声が多い」と説明。そのうえで、部分最適に限定されている企業の取り組みを、全体最適に広げるのがモダン・ソフトウェア・ファクトリだと強調した。
モダン・ソフトウェア・ファクトリは、米CAテクノロジーズが16年11月、米ラスベガスで開催した年次イベント「CA World'16」で披露した考え方。アイデアから製品化までのサイクルを短縮し、急速に変わる市場のニーズに常に対応することを目的としている。
CAは、モダン・ソフトウェア・ファクトリを実現するためには、アジャイル開発とDevOps、マイクロサービス化の各領域の環境整備が必要だと考えている。そのため、これまでに年間1000億円の集中投資を継続し、M&Aや自社開発を通じて必要な技術を揃えてきた。
説明会で披露されたソリューションは、アジャイル開発領域向けの「CA Agile Central(第4四半期に投入予定)とマイクロサービス化領域向けの「CA Privileged Access Management」(第2四半期に投入予定)、DevOps領域向けの「CA BlazeMeter」(第1四半期に投入予定)の三本柱だ。
新ソリューションの概要
日本CAは今年度、創立20周年を迎える。反町社長は、節目の年度に投入するソリューションについて、「今後5年でモダン・ソフトウェア・ファクトリの核になる」と自信をみせた。(廣瀬秀平)
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