ニュース
NTTコミュニケーションズ 新サービスを矢継ぎ早に打ち出すDDoS対策、CDN、API、IoT領域で拡充急ぐ
2017/05/10 09:00
週刊BCN 2017年04月24日vol.1675掲載
庄司哲也
社長
二つめは、動画配信などに使うコンテンツ・デリバリ・ネットワーク(CDN)を複数組み合わせて、常に最適なネットワークを選択し、遅延なく動画を視聴者に配信するマルチCDNサービス。従来は配信会社が手動でCDNを切り替えたりしていたが、これを自動化(オーケストレーション)することで、運用負荷を大幅に軽減する。マルチDDoS対策とマルチCDNの各サービスは、オーケストレーションするサービス先の選定を進めている段階で、今年度中には商用サービスを始める目標を掲げている。
三つめのAPIゲートウェイ・アズ・ア・サービスは、今夏をめどに開発中で、すでに商用化しているAPIゲートウェイをSaaS型で提供する。従来のAPIゲートウェイは、Enterprise CloudなどNTTコミュニケーションズのユーザーしか使えなかったが、SaaS版はAPIゲートウェイ単体のサービスとして利用できるようになる。
四つめは、IoTとAIを組み合わせて業務の未来予測を行うIoT×AI未来予測サービス。直近では三井化学と実証実験を行っており、今年度中の商用化を目指している。こうした新サービスを矢継ぎ早に投入することでビジネス拡大を急ぐ。(安藤章司)
- 1