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トレンドマイクロ 2017年の法人向け事業戦略を発表 XGen、MSS、IoTに注力
2017/04/26 09:00
週刊BCN 2017年04月17日vol.1674掲載

大三川彰彦
取締役副社長
今回、サーバーセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」やIPS製品「TippingPoint」をはじめとした計10製品・サービスにおいて新たにAI技術を搭載し、XGen対応を拡充することを発表。すでに搭載されているウイルスバスター コーポレートエディション XGのAI技術も強化を予定している。また、Deep Discovery、TippingPointでは、サンドボックスとの連携により、標的型攻撃への対応力の向上を図るほか、クラウドパートナーなど他社との連携も強化する。
MSSパートナーとの協業強化では、中小企業から大手企業まで、幅広い顧客層に即したセキュリティソリューションをトータルで提供していく考え。とくに中小企業に対しては、エンドポイント、ネットワークのセキュリティ対策をSaaSで提供。すでに、大塚商会などと協業し、ビジネスを展開している。
IoTセキュリティでは、ホーム、自動車、工場向けIoTセキュリティソリューションの提供にフォーカスする。ホーム向けでは、ネットワーク機器ベンダーへのOEM提供、通信事業者へのサービス提供を行う。自動車向けでは、自動車、車載機器メーカーにSDKを提供することによって、自動車のリスク検知とシステム保護を図る。工場向けでは、工作機械や産業用ロボットメーカーに対して製品を提供し、セキュリティ対策を組み込む。また、制御系システムインテグレータと協業して、トレンドマイクロのセキュリティソリューションを提供していく考えだ。

エバ・チェン
社長兼CEO
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