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TIS スタートアップとユーザーの三者連携を加速 イノベーション取り込みビジネスを活性化
2017/04/19 09:00
週刊BCN 2017年04月10日vol.1673掲載
スタートアップ企業を巻き込んだ事業創出では、まず(1)スタートアップ企業とTISの協業、(2)スタートアップ企業とTIS、顧客企業との三者連携、(3)TIS自身のイノベーションの三つを想定している。カギを握るのは(2)の三者連携だ(図参照)。
林口文彦
センター長
直近1年間を振り返ると国内外のスタートアップ企業およそ300社と何らかの接触を行い、うち100社近くと協業の検討にまで踏み込んで交流を進めてきた。同時にTISの顧客企業50社余りともスタートアップ企業を絡めるなどしたイノベーション取り込みの検討を重ねており、「イノベーション・エコシステムを一段と加速させていく」(林口センター長)考えだ。
また、スタートアップ企業に投資する「コーポレートベンチャーキャピタル」を昨年度(2017年3月期)から運用をスタート。直近では今年2月に自律移動型ロボット開発ベンチャーのSEQSENSEに出資している。海外関連では、米シリコンバレー地域だけでなく、イスラエルや東欧といったITに力を入れている国や地域にも出向いていき、スタートアップとの協業を模索。昨年7月にはカード会社のJCBとTIS、そしてイスラエルの決済分野で活躍するスタートアップ企業とFinTechをテーマにしたハッカソンを開いている。
今年度(18年3月期)も引き続きイノベーション・エコシステムを推進していく方針で、このエコシステムの枠組みのなかで5~10案件ほど事業化に結びつけたい考えだ。(安藤章司)
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