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キヤノンMJ 非定型帳票のデータ入力を効率化 項目と値を重点的に読み取り
2017/04/12 09:00
週刊BCN 2017年04月03日vol.1672掲載
帳票の項目と値だけをOCRで重点的に読み取る例
大野浩輝氏
この仕組みは、先行ユーザーとして朝日生命保険に採用されており、保険契約成立までの所要時間を2割削減する成果をあげている。保険加入に必要な「健康診断」の情報をOCRで読み取る際、例えば血圧の項目で「最大血圧/最小血圧」「収縮期/拡張期」など、表記の揺れがあったとしても、「あらかじめ読み取りシステムに登録しておくことで項目と値を紐づけられる」(同)ようにした。
項目と値を重点的に読み取れるよう入力システムの個別カスタマイズが必要になることから、当面は一定規模以上の入力作業が発生する金融や保険業を中心に販売していく。将来的には業種ごとにパッケージ化を進めるなどして中堅規模企業でも導入しやすいようにしていくことで販売増につなげていくことも検討している。(安藤章司)
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