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IIJ、複数クラウドの統合運用管理サービスを4月から開始
2017/03/13 16:11
IIJの鈴木幸一会長CEO
IIJ統合運用管理サービスは、IaaSをはじめとする複数クラウドサービスの一元管理や運用の自動化、障害の予兆を検知するもので、複数のクラウドを使い分けている「マルチクラウド環境で運用効率化で威力を発揮する」(鈴木会長CEO)。実際、IIJのクラウドサービスのユーザーのうち、およそ7割がAzureやAWSなど他社のクラウドサービスも併用しており、IIJではこうした現状を踏まえて統合的に管理できる仕組みをサービス方式で提供する。
IIJの立久井正和・執行役員クラウド本部長
マルチクラウド環境では、「各クラウドサービスの運用体制や組織が“縦割り”になる“サイロ化”現象が散見されている」(立久井正和・執行役員クラウド本部長)とし、運用効率の低下が課題になっていると分析。IIJ統合運用管理サービスでは、自動化によって「1人あたりの運用対象が最大5倍に増えるとともに、障害対応のスピードも2倍に増える」(同)とし、サイロ化した運用を統合。自動化や障害の予兆検知機能によって効率化を実現する。
この仕組みはIIJが直販するだけでなく、マルチクラウドの運用を手がけるSIerなどIIJのビジネスパートナーにも活用してもらうことでユーザー数を増やしていく考えだ。(安藤章司)
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