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百度 医療事業部を再編 AI活用を推進
2017/03/08 09:00
週刊BCN 2017年02月27日vol.1667掲載
百度は2015年1月に医療事業を開始。医療サービスを手がけるITベンチャーに投資するなどして事業基盤を整備し、主にモバイルインターネットを通じた病院の予約受付サービスを展開してきた。
しかし中国では、インターネット医療サービス市場が黎明期にあり、収益モデルがまだ十分に確立されていない。加えて百度は、医療広告不正を端に発した「魏則西事件」などの影響で信頼性が落ち込んでいた。
同様のサービスを展開する中国企業も方向性を模索している。第一財経日報によると、昨年8月には、160就医が300人規模の人員削減を実施。また、インターネット医療で5年の経験をもつ尋医問薬網も、従業員の50%以上を削減したと報じた。一方、最近では予約受付サービスから事業モデルを転換し、インターネットを通じて遠隔地から診療を行うインターネット病院領域に舵を切る企業も出てきている。
百度は今後、人工知能(AI)を活用したインターネット医療に力を注ぐ方針。AIを活用して医師の診断を支援するサービスなどを開発していくものとみられる。(真鍋 武)
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