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ファイア・アイ アプライアンスからサービス提供へシフト 脅威解析エンジンがクラウドに対応
2017/02/01 09:00
週刊BCN 2017年01月23日vol.1662掲載
「MVXエンジン」は、ファイア・アイ独自の機械学習や分析機能を有し、安全性が確認できないファイルを仮想環境上で解析する脅威解析エンジン。MVXエンジンはこれまで、アプライアンス型のネットワークセキュリティ製品「FireEye NXシリーズ」に搭載するかたちで提供してきた。しかし、複数拠点をもつ企業の場合、「各拠点ごとに製品を導入する必要があり、拠点によっては、製品のキャパシティをフルに使っておらず投資効率がよくないケースがあった」と、ファイア・アイの岩間優仁・執行役副社長は打ち明ける。クラウドへの移行という世の中の趨勢も踏まえ、リモート環境やマルチOS対応を意識する必要性もあった。
執行役 副社長
また、販売するパートナーに向けては、「従来の製品と比較してローエンドモデルと同等の価格で利用できることから投資効率が上がり、中小規模の企業に向けて製品を訴求しやすくなった」(岩間副社長)とアピールする。
ファイア・アイのグローバルにおけるビジネス全体に占めるアプライアンスの割合は3割程度であるのに対し、国内はアプライアンスが大半を占めているという。同社では、今回のクラウド対応を一つの契機に、日本でもサービスビジネスを推し進める考えだ。(前田幸慧)
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