ニュース
広島県情報産業協会 IoT特別研究部会IoTを協会全体で研究 具体的なモデル構築へ
2017/02/01 09:00
週刊BCN 2017年01月23日vol.1662掲載
2016年8月には、同協会の経営委員会「ITイノベーション研究部会」内にIoTを研究する「IoT特別研究部会」が発足。具体的に顧客に提案するまでの知識やノウハウの蓄積を開始した。研究部会には県のITベンダー15社が参加。昨年だけで4回の研究部会を開催。センサやリアルタイムデータ処理、通信技術などの要素技術、ビッグデータ解析やAIに関連する事業を推進するITベンダーとの意見交換を行った。
理事
計画では、広島県や広島市の来年度(18年3月)の研究予算を獲得し、昨年まで研究してきたことを具体化する。また、協会内の加盟企業にアンケート調査を実施し、より多くのITベンダーを巻き込む計画だ。
広島県には、大手自動車メーカーのマツダが本社を置くほか、同社に関連する部品メーカーなど、製造業が多く存在する。福井理事は「車のなかの制御技術や生産ラインのロボットコントロールなど、汎用的なIoTモデルをつくるのではなく、地場の製造業に応じた個別の開発を担いたい」と、地場の企業の密接に結びつくきっかけにする。(谷畑良胤)
- 1