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キヤノンマーケティングジャパン “吹き出し型UI”で情報共有 複合機連携クラウドサービス「HOME」を刷新
2017/02/01 09:00
週刊BCN 2017年01月23日vol.1662掲載
通常のメッセージアプリは、コミュニケーションが主な用途だが、HOMEは「ファイル共有やファクシミリ、スケジュールなどとの連携により、業務を円滑化できる」(キヤノンMJの小野寺徹・SMBクラウド企画部部長)ようにしたところがポイントだ。
写真左からキヤノンMJの小野寺徹部長、
石倉健チーフ
例えば、タスク管理と吹き出し型UIを連携させ、「○○日までに企画書を作成すること」というタスクに紐づいたメッセージを書き込めば、進捗状況が一目でわかる。石倉健・クラウドサービス運用企画課チーフは、「メールでのやりとりは既読/未読がわからなかったり、どのタスクとどのメールスレッドがリンクしているのかわかりにくい課題があった」と指摘。すでに高い認知度を得ている吹き出し型のUIをHOMEに取り込むことで使い勝手を高めた。
複合機で扱う情報をスマートフォンやタブレット端末で閲覧したいというニーズは根強くあり、HOMEを始めて7年余りで、オンラインストレージやファクシミリ閲覧、電子メール、情報セキュリティ、スケジュールなど一連のHOME関連サービスのユーザーはおよそ4万社を獲得している。
HOME関連の一連のサービス群のうち、情報共有機能を利用しているユーザーは、HOME全体の利用社のうち約3000社。今回、刷新した機能は、すでに情報共有機能を利用しているユーザーであれば、契約形態はそのままで新しい吹き出し型UIの「HOME Type-AP」に随時移行することが可能。同時にキヤノンMJでは向こう1年で新規に1000社の「HOME Type-AP」ユーザーを獲得していく計画を立てている。
HOMEの販売パートナーは全国に約470社あり、キヤノンMJによる直接販売と販売パートナーによる間接販売の比率はほぼ半々で推移している。今後もHOMEのサービス内容を拡充していく予定で、2020年までに今の2倍近い7万社のユーザー獲得を目指している。(安藤章司)
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