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ユミルリンク メール配信システムをメジャーバージョンアップ デバイス別の自動配信やレポート機能を強化
2016/11/09 19:15
週刊BCN 2016年10月31日vol.1651掲載
機能拡張の内容としては、まず、サイトアクセス時に取得したユーザーエージェント情報をもとにデバイスの種類を分類し、デバイスごとに最適なかたちでメールを自動で送り分けられるようになった。また、これに伴い、メール配信後の開封、クリック、コンバージョンなどの結果や効果をデバイス別に時系列で可視化することも可能とした。さらに、従来のXML形式のAPIに加えてRESTful APIを追加し、外部システムとの連携機能も充実させた。
社長
Cuenote FCは、1ノードあたり300万通/時以上の一斉メール配信速度を実現しており、もともと「配信性能が一番の売りだった」(清水社長)。そのため、競合他社製品のユーザーが、ビジネスの拡大に伴い既存メール配信システムの性能の限界を感じ、Cuenote FCに乗り換えるケースが多いという。
提供形態は、オンプレミス型のライセンス販売と、クラウドサービス版があるが、現在、約90%のユーザーはクラウド版の利用者だ。清水社長によれば、「競合他社の解約率は20%を超えることが多いが、当社の年間解約率は10~11%」とのことで、解約率の相対的な低さは、顧客満足度の高さの証明ともいえそうだ。
販路としては、7割が直接販売で、3割を代理店などによる間接販売が占める。ユーザー数拡大を後押しする施策として、間接販売比率の向上にも取り組んでいく方針だ。従来のパートナーの中心であるSIerとの関係強化はもちろん、マーケティングオートメーションツールのベンダーにOEMに近いかたちで製品を提供するケースも出てきており、多様な販路を確保したい考えだ。(本多和幸)
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