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サイボウズ 東南アジアでのビジネスが順調に伸長 ローカル市場の開拓にも手応え
2016/10/26 19:15
週刊BCN 2016年10月17日vol.1649掲載
サイボウズは、100%子会社の才望子信息技術(上海)を擁する中国市場で先行して海外ビジネスを立ち上げてきた。同国内の顧客はすでに約700社まで拡大しているほか、kintoneを武器に、他のアジア地域、とくに東南アジアでのビジネスが伸びており、顧客数は100社を超えた。鈴木孝充・アジアマーケティングディレクターによれば、「kintoneがビジネスの中心だが、相乗効果で(中堅・大規模組織向けグループウェアの)ガルーンも売れている」と話す。
kintoneユーザーの拡大については、Cybozu Asia Partnership Programが追い風になっているのは間違いない。リード創出はサイボウズ自身が行い、1国につき1社という基本方針のもと、フィット&ギャップから現地語のサポート、現地通貨での決済までできるパートナーを総販売代理店として置き、市場を開拓してきた。「日系企業は、日本から出向してきたマネージャー層がそもそも現地法人のビジネスの現状把握に苦労するというケースが非常に多く、そうした課題を解決するための業務プロセス可視化ツールとして、kintoneを使いたいというニーズは高い。セミナーなどを通して、十分に見込み案件をつくることができている」と、鈴木ディレクターは手応えを語る。また、kintoneビジネス拡大のための取り組みを東南アジアでも積極的に行ったことで、サイボウズ自体の認知度が向上し、これがガルーンの好調にもつながっている。
アジアマーケティングディレクター
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